探偵が行う浮気調査の方法と手順は猫で簡単にわかる
こんにちは、早田哲也です。
浮気調査ってなんだか正直「何やってるのかさっぱりわからない」っていう人は驚くほど多いのですが、先日も「そうえいば浮気調査ってどうやるの?」という質問を受けました。
そもそも、探偵がやっている浮気調査の方法って1000人いたら1人位しか知らない人が多いもの。とうより、知っている人が多かったら、そこれこそ世の中不幸だらけになってしまうので、知らない人が多いほうが平和な社会です。
しかし、だからこそいざという時「どうやって浮気調査ってやってるの?」と疑問に思っても答えにはなかなかたどり着けません。しかもインターネット上は専門用語が入り乱れているので意味不明ですし、僕自身読む気も失せてしまいます。
ということで、出来るだけわかりやすく浮気調査の方法を解説するために何をするべきか考えた結果、次の方法を思いついたわけです。
猫の力を借りる
探偵と猫。
一見なんの繋がりもなさそうです、実はとてもよく似た生き物です。
という理由も、そもそも僕が猫を飼っているのもあるんですが、探偵はかなり猫に近い職業だと思います。
探偵が行っている浮気調査の方法を説明する時にはこれほど便利で可愛い生き物もいないので、今回は猫の力を借りて、もはや猫でもわかる位の解説をさせてもらいます。
浮気調査の方法1『事前の下調べを行う』
まずはこちらの猫探偵の様に下調べをします。
業界用語として、調査の前に行う調査ということで『事前調査』や『予備調査』と言われることがありますが、難しいので猫の写真を見てください。
猫はこの様に、新しい土地にやってきた時に周辺の匂いを嗅いでまわります。
そして探偵も似たようなもの。
調査前に相手の自宅や勤務先のまわりを色々を調べまわっているのです。
なんで探偵は周辺を調べるの?
本番の調査のまえにあらかじめ下調べをするのは、本番の調査で起こるトラブルを避けるためです。
猫はとても警戒心の強い生き物で、新しい土地に来ると周辺の匂いを嗅いでまわりますが、それは安全なルートを確認し、休憩所となる安全な場所を探したり、辺りに危険がないかを確認するためです。
一方、探偵が下調べをするのも殆ど同じ理由です。
張り込みを安全にできる場所を探し、調査の妨げとなるものが周辺にないかをチェック。相手が普段通るルートがどんなものかを調べておくのです。
下調べをしないと浮気調査は失敗する
下調べをして調査に挑むと、本番の調査の成功率はかなり下がってしまいます。次の猫を見てみましょう。
【下調べをしなかった猫】
調査相手の猫に怪しまれるような場所で張り込んでいたせいで思い切り怪しまれています。なんだ俺を見るなとばかり睨んでいますが、そんなことをしていると・・・
周囲の猫を警戒させたせいで通報され、大きな警察犬がやってきてしまいその場を移動しなくてはならなくなりました。
警察が来ても探偵だと告げれば事なきを得ますが、その時点で周囲の警戒心はマックスになっているので、張り込みはとても続けられません。
浮気調査の方法2『調査開始と同時に張り込みを始める』
こちらをご覧ください。
依頼者との約束の時間になり、猫探偵が車を使って張り込みをはじめました。
張り込みは常に調査相手から見えない場所で行い、周囲を警戒しつつ調査相手のいる建物の出入り口から目を離しません。
探偵は車を使った張り込みが多い
猫はよく自分の姿を隠すために車を使いますよね?
実は探偵も張り込みのために車を使っています。
車というのは、身を隠することもできれば、監視もしやすい移動障害物のようなものです。
猫も車を好むように、探偵も好んで車をつかって張り込みをしています。
浮気調査の方法3『相手が出てきたら2人1組で尾行』
調査相手が建物から出てきました。
これを見つけた猫探偵。若手の探偵二人を尾行に付けますが、新人だけに勢いもあり、文字通り尻尾を追って対象者を必死に追っています。
尾行は2人1組が基本
こちらの猫探偵と同じく、尾行は基本2人1組で行います。
これにより、調査の発覚率を下げることもできますし、1人の探偵にトラブルが起きても、もう一人が尾行を続けることができます。
撮影をしながら尾行を続ける
(著作者:*** Fanch The System !!! ***)
こちらの猫探偵のように、調査中には撮影も忘れません。
撮影した映像は証拠となりあとで報告書にまとめられます。
もし尾行ができたとしても、撮影が失敗したら元も子もありません。腕のある探偵になるほどブレも無く撮影できるようになります。
浮気調査の方法3『浮気相手と会う姿を確認する』
なんとか尻尾を追い続けた猫探偵は、調査相手の猫が別の猫と出会う瞬間を捉えました。鋭い眼光が、これは浮気に間違いないと確信しています。
浮気相手の容姿を確認
浮気相手がどんな相手なのか気になるのが普通ですよね?
そこで探偵は浮気相手の顔や体を必ず映像に納めます。
また、あとで浮気相手が自分ではないと言い逃れが出来ないためにも、容姿に関する詳しい写真が必要になります。
親密な様子も撮影する
手をつないだり抱き合ったり、もしくはキスをするといった親密な様子もきっちり撮影しています。探偵事務所の中には不貞行為の証拠以外にも、キスシーンを抑えると報奨金が出る探偵事務所もある位です。
【キスシーンを抑える時の図】
(物陰でこっそりとキスをする浮気カップル)
(著作者:Johnny Alex)
ボーナスのためにやる気に溢れかえった猫探。僅かなシーンもかじりついて逃がしません。
浮気調査の方法6『ホテルや浮気相手宅に入る姿を確認』
(浮気相手といっしょに、ついにホテル(愛の巣)に入るカップル)
(ホテルを見上げる猫探偵『ついにやったぞ・・・!」)
──と言った具合に、ラブホテルのシーンをついに抑えた猫探偵が喜びのあまり興奮を抑えきれていません。
ホテルへの出入りは『不貞行為の証拠』になる
猫探偵が興奮しているのは、ラブホテルなどへの出入りを確認したということは、浮気調査の中で最も重要な『不貞行為の証拠』を手に入れられたという事だからです。
不貞行為の証拠とは?
不貞行為の証拠とは、特定の異性と行為に基づき性行為を行った証拠です。
この証拠さえあれば、慰謝料請求も離婚請求も可能になるので、浮気調査をするなら絶対に抑えておきたい所です。
浮気調査の方法その5『調査終了まで監視』
日も暮れる帰り道を尾行し続ける猫探偵達。自宅に帰るまで警戒心は解きませんが、探偵も同じく調査終了の合図があるまで絶対に目を離しません。
依頼者との相談の上調査が終了する
浮気調査は依頼者との相談の上調査を終了します。
特に何もなければ、契約した時間を経過した時点で調査は終了しますが、
もし浮気相手とまだデート中であれば、追加で調査を継続することも可能です。
浮気相手の帰宅先も調べることができる
帰宅の様子は調査相手だけでなく、浮気相手も調べることが出来ます。
ホテルから出て別れたあとに尾行して、相手の住所を割り出すことが可能なのです。
浮気調査の方法6『報告書を作って依頼者に渡す』
調査が終了したあと報告書の作成に取り掛かかる猫探偵。この仕事が終わるまでまだまだ気が抜けません。
報告書は探偵事務所唯一の商品
浮気調査の詳しい内容を記した報告書は、依頼者に渡せる唯一の商品です。
探偵が作る報告書は、その後の慰謝料請求や離婚などで不貞行為を証明する決定的な証拠になります。なので、上の猫探偵のようにとにかく真剣に報告書を作ります。いくら調査が成功したとはいえ、報告書の出来がわるければ全てお終いですから。
動画や写真も渡せる
報告書以外にも、調査中の動画映像や印刷した写真もセットでもらうことが出来ます。
もちろん料金は調査費用の中に含まれているので、別途追加料金が発生することはありません。
浮気調査は猫のように
探偵が行う浮気調査の流れを理解できたでしょうか?
浮気調査が得意な探偵というのは、とても猫に似ています。といっても、猫顔の探偵でがいるわけではありません。浮気調査ができる探偵はまるで猫のように常にフットワークが軽く好奇心旺盛で、目立たずに行動するのが上手なのです。
それに、自分の浮気調査をするにしても、常に猫のように可愛く浮気調査が出来れば良いですね。何かと精神的に苦しくなりがちな浮気調査ですが、やっていることは実はとても自然な行為でもあるのです。