探偵が見当たらない

探偵ライターが記す探偵の今

元インターポールに諜報機関が在籍?NYの探偵がヤバすぎる

 

探偵って、実はそんなにかっこよくないて思ってません?

確かに探偵の仕事はかなり地味ですし、なんというか多くの人が思い描くような「これぞ名探偵」みたいな人っていうのは皆無なんですよね。

なので、どこかに凄い探偵事務所はないのかなと調べてみた所、いきなりとんでもない探偵事務所を見つけてしまったのでご紹介したいと思います。

 

新作の洋ドラみたいな探偵事務所『CGI~confidentialglobal~』

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(Confidential Global Investigations – CGI is Licensed by the New York Department of State, Division of Licensing Services)

 

世界の探偵事務所を探すなら、やっぱりニューヨークだろうと安易な考えのもとニューヨークの探偵事務所について調べていて偶然発見した探偵事務所です。

他にも、これぞ私立探偵といったニューヨークらしい探偵事務所もあったのですが、この探偵事務所がなぜかウォールストリートジャーナルやタイム誌に取り上げられているのが目につきました。

そんな洋ドラあるかと突っ込みたくなる探偵達

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(画像引用元:

http://www.confidentialglobal.com/wordpress/about/

)

この探偵事務所最大のポイント「ハリウッド映画かよ!」と突っ込みたくなるほどのメンバーの豪華ぶりです。誰もが映画や海外ドラマで聞いたことがあるような組織の出身者や、もはや都市伝説化している諜報組織まで、とにかく驚くべき経歴の持ち主たちが探偵として在籍しているのです。

 

1・元CIA&元インターポール麻薬対策課部長が探偵

 

まず驚いたのは、この探偵事務所には「元CIA」かつ「元インターポール事務総長」というとんでもない探偵がいるという事実です。

 

彼の名前はポール・A・ヒグドン。調査部門の責任者だそうですが、この人の前歴がとにかく群を抜いて凄いです。

 

グドンはDEA(薬物執行管理局)シアトル特別隊を指揮したあと、フランスで対麻薬作戦に従事。その実績により、ベルギーのブリュッセルではCIAで麻薬対策に従事。

続いてDEA付きの出向捜査官としてインターポールに入り国際麻薬犯罪の捜査方法を確立。これにより、インターポール事務総長の任命によって正式採用され、組織のナンバー2である犯罪情報局長に就任しています。

 

軽く調べてみるつもりが、まさかインターポール&CIA&DEAという経歴の持ち主が登場するとは思いもしませんでした。正直ビグドン探偵一人でキャラとしては十分すぎる存在感でおなかが一杯になってしまったんですが、ここから次々と驚くべき経歴の探偵が登場します。

 

2・元組織対策犯罪課のFBI捜査官が探偵

 

CGIに所属する上級調査員のトーマスヴィントンですが、経歴を調べてみると、なんと元FBI捜査官とあります。

 

「おお、ついにFBI捜査官がきたか!」と興奮して調べ続けると、この人は元FBIニューヨーク事務局の組織犯罪部長、つまり対マフィア捜査のニューヨークのトップだったそうです。(FBIというのはもともと組織犯罪対策で名を上げた組織なのでFBIでは花形部署です)

さらにその前はSWATの隊長。FBIに入る前は海兵隊中尉・・・と、文句の付けどころの無い実戦エリートです。

こんな人に指揮されて動くチームに狙われると思うと、対象者はまったく生きた心地がしないでしょうね。

 

3・元モサドが探偵

 

情報が殆ど記されていないものの、在籍している調査員のジェイコブ・ラピットは元IDFとのことです。

 

IDFとはイスラエル国防軍の略称で、しかも経歴には「諜報機関での経験」ともあります。

ということは、あのモサド(イスラエル諜報特務局)ということですよね。これ、もし本当だったら正直言って「洋ドラでもないわ!」って言いたくなる経歴ですよ。

 

なお、この人に関しては余計な情報が一切ない分、書けないことが沢山ありすぎるのではと疑ってしまいます。もしかしたら、この探偵事務所で一番怖い存在なのかもしれません。

 

4・元KGBの協力者がいる

 

会社の調査員名簿にはありませんでしたが、ウォールストリートジャーナル紙によればCGIは元KGBの助っ人まで雇っていると記されています。

 

『He employs former agents from intelligence agencies around the world, including the Mossad in Israel and the KGB in Russia, to help him conduct cloak-and-dagger investigations in places like Russia, Uzbekistan and Kazakhstan.』

 

(引用元:https://www.nytimes.com/2016/03/16/business/dealbook/bounty-hunter-tracks-chinese-companies-that-dupe-investors.html)

 

さすがに世界のウォールストリートですから、ゴシップのよう盛った記事は書かないでしょう。

 

5・一般調査員は元NYPDが多い

 

CGIの下級調査員は大抵元NYPD(ニューヨーク市警察)の捜査官によって構成されているようです。

NYPDと言えば映画でもおなじみですが、CGIに在籍しているのは元テロ対策チームのメンバーだとのこと。平でこれって、どれだけレベルが高いんだって話ですね。

 

6・探偵以外の経歴も凄すぎる

 

私立探偵のライセンス許可を得て営業されている探偵事務所ながら、在籍しえいるのは探偵ばかりではありません。

 

まずCGI代表であるセイデン氏ですが、マンハンタンの元上級検事であり弁護士です。他にも弁護士が数名と、証券調査やマネーロンダリングの専門家、それにお金の流れを追う専門家である法医学会計士、サイバー犯罪関連のアナリストにコンピューターフォンレジックの専門家という豊富な人材がそろっています。

 

国際的な投資詐欺を追っている?

 

CGIが普通の探偵事務所と違うのは、金融や投資詐欺をメインに調査をしている民間法医学捜査会社という点です。

彼らが主に行っているのはヘッジファンドや投資家向けの信用調査、もしくは裁判所から任命を受ける代理執行です。

 

CGIがアメリカでも注目されている理由は中国で大規模な偽装ブランドメーカーに対して投資家が訴えを起こした裁判において、裁判所からおよそ3200万ドルの代理受託を任命されたことです。

この大金を回収するためにCGIは偽ブランドメーカーについての商品の洗い出しから組織の実態調査、役員の監視を続行中。現在までに中国政府の助力を得て現在は400万ドルを回収しています。

 

各専門家がそろったドリームチーム

 

CGIの主なサービスは、資産追跡と信用調査、そして裁判所の任命による資金回収です。また、コンピューターフォレンジック(ハードディスク解析)や法医学会計(調査会計)を行っています。

 

これらのサービスを可能にしているのは、金の流れを洗う法医学会計士と証券調査のプロと、法的な実務と交渉を行う弁護士、そして高度な国際調査が可能な探偵とサイバー調査のプロであるアナリストがそろっているからです。

 

ここまで専門性の高いインテリジェンスを提供できる探偵事務所は日本では考えられませんが、アメリカの司法制度の特徴と、ハリウッド映画ばりのメンバーがそろったCGIならではの仕事でしょう。

 

こんな探偵事務所があるなんてやはり世界は広いですね。